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ミラン・クンデラと小説 [ 赤塚若樹 ]
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総合評価
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専攻、現代小説、詩学、表象文化論。
おもな著訳書には、M・オクチュリエ『ロシア・フェルマリズム』(共訳、白水社、1996年)、B・フラバル「魔法のフルート」(『世界文学のフロンティア3・夢のかけら』所収、岩波書店、1997年)、A・コドレスク「血の伯爵夫人」(国書刊行会、1998年)、『シュヴァンクマイエルの世界』(編集・翻訳、国書刊行会、1999年)、『表象のディスクール2・テクスト』(共著、東京大学出版会、2000年)、F・M・ロビンソン『山高帽の男ーその歴史とイコノグラフィー』(近刊、水声社)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 第1章 キッチュとは何か?(小説とキッチュ/キッチュという言葉 ほか)/第2章 キッチュ批判、あるいは手法としての小説(サビナとともに/クンデラの「ポリフォニー」 ほか)/第3章 小説の「ことば」(亡命者の言語/1969年/「タイムズ・リテラリー・サプルメント」への手紙 ほか)/第4章 クンデラとチェコの批評(11月のハリケーン/叙事的ジャンルと抒情的ジャンルの結合 ほか)/第5章 歴史をとらえなおす小説のかたち(ふたつの課題/フィクションの存在論的なちがい ほか) 今日の“世界文学”におけるメルクマールとして屹立するミラン・クンデラ。
冷戦下の中央ヨーロッパを襲った“歴史”の悲劇のうちに、母国チェコを追われたこの亡命作家を支え続ける“小説の精神”を、その作品と世界で展開される批評を自在に往還しながら、小説のテーマ、ことば、歴史を軸に、立体的に論じ上げる。
卓抜したミラン・クンデラ研究にして、すぐれた現代作家論。
本 小説・エッセイ 外国の小説
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