長編小説 光文社文庫 大西巨人 光文社シンセイ キゲキ オオニシ,キョジン 発行年月：2002年10月 ページ数：495p サイズ：文庫 ISBN：9784334733896 大西巨人（オオニシキョジン） 1919（大正8）年福岡市に生まれる。
九大法学部中退。
新聞社勤務を経て、召集により対馬要塞重砲兵聯隊に入隊。
45年に復員後は福岡市で『文化展望』を編集。
47年『近代文学』同人。
52年上京して「新日本文学」常任中央委員となる。
72年同会を退会。
戦争・政治・差別問題を中心に執筆活動を行っている（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです） 堀江中尉に喚問された東堂太郎は、片桐伍長が企んだ“思想上の嫌疑”を論破する。
上官上級者によって仕掛けられる無理難題に対する“合法闘争”はつづく。
「知りません・忘れました」問題にも一応の決着がー。
一方、奇怪な“事件”の犯人と目されて窮地に立つ冬木二等兵の、思いがけない過去を知り得た東堂は、冬木救済のために「精一杯抗うべく」決意を固める。
本 小説・エッセイ 日本の小説 著者名・あ行 文庫 小説・エッセイ