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仕舞える住まいの収納学 ゴタゴタ病根本治療の処方箋 (百の知恵双書) [ 山口昌伴 ]
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総合評価
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岡山、彦根を経て東京へ。
早稲田大学建築学科卒。
住宅設計から生活研究の道へ。
専門は住居学・生活学・道具学。
道具学会事務局担当理事、日本生活学会編集委員、日本産業技術史学会理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) はじめに 片づけても片づけても、片づかないー住まいの収納苦症候群の処方箋/第1章 人・物・生活空間ー人・道具・生活系混乱の構図(人・道具システムと生活空間ーゴタゴタ病の原因の構図/溢れはじめたモノの正体ー近代産業の功と罪 ほか)/第2章 仕舞う物と仕舞われる物ー収納の類型学(収納スツールーお尻の下の宇宙/薬箪笥:百味箪笥ー医の哲学と収納具のデザイン ほか)/第3章 仕舞うための住まいー収納の空間学(前面床下収納の家ー引越し苦症候群への対応策から/世界一周「玄関」の旅からー解説員常駐・玄関博物館 ほか)/第4章 家の中だけでは片づかないー社会工学の視角から収納を(私有と共有ー私有・家財化強要の時代/高度サービス社会ー銭湯の収納システム ほか) モノ溢れ、片づけても片づけても片づかない今どきの住まい。
これは現代日本特有の生活風景である。
日本の住まいも昔は片づいていた。
今どきの生活景観の乱れはライフスタイル不成立の露呈であり、生活設計の立て直しをゴタゴタ景観が要請しているのだ。
仕舞える住まいーその住まい方と仕舞い方を求めてゴタゴタ現象を分析していくとき、そこに近代消費社会のあり方からモノの生物にも似た振舞いまで、実に多面的な事象のからみあいの構造をとらえることができる。
レントゲン技師のようにモノ溢れの生活場面を透視して、その原因の相関を解剖したゴタゴタ病根本治療の処方箋。
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