全集 日本の歴史 16
日本の歴史 16/荒川章二【1000円以上送料無料】
レビュー:0件
総合評価
総合評価
占領期を脱した日本人は、まずはひたすらに「物の豊かさ」を求めました。
質より量、そしてスピードが問われる時代の始まりでした。
それは私たち日本人が主体的に選んだ道ですが、高度経済成長に象徴される経済的な「豊かさ」の達成過程は、産業・生活・文化・自然環境などあらゆる面で、大きな変容を引き起こしました。
そして変容がもたらした社会の歪みや矛盾は、特定の人々や地域へのしわよせとして現われました。
本書は、そのしわよせを強いられた存在としての「女性」「農漁業」「沖縄」などに注目しながら、私たちはみずから何を選び、何を失ってきたのかを、社会的側面を中心にみていきます。
シリーズ完結巻!※本データはこの商品が発売された時点の情報です。
目次はじめに 私たちが選んだ道/第1章 「戦後社会」をめぐる対抗—一九五五年(豊かさへの離陸/戦後憲法的世界の広がり/沖縄と安保体制)/第2章 戦後大衆社会の成立—一九六〇年代(都市化と消費社会/欲望達成を支えた社会構造/欲望への異議申し立てと豊かさの質の提起/占領下沖縄と日本復帰/旧植民地・民衆と日本の戦後)/第3章 豊かさの成熟とゆらぎ—一九七五年頃(経済大国と過労働社会/総中流の時代と深部の変動/「戦後日本」への問い)/第4章 「戦後」からの転換—一九九五年頃(国内外の転換と新秩序/再編のしわ寄せ)
- クレジットカード利用可
- 海外配送不可
- 販売店舗情報:『bookfan 2号店 楽天市場店』
2,640円(税込) 送料込 | 詳細・購入はこちら |