朝日選書 872
紀元二千六百年 消費と観光のナショナリズム/ケネス・ルオフ/木村剛久【1000円以上送料無料】
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総合評価
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帝国臣民は定時に宮城を遙拝し、皇国史を学び、愛国歌・作文の募集に応じ、聖地を訪れ、催事を見に出かけた。
神社を拡張整備する勤労奉仕もいとわなかった。
こうした大衆参加を促したのは国だけではない。
新聞社や出版社、百貨店、鉄道会社などの民間企業も祝典をビジネスチャンスととらえていた。
帝国全土にわたる消費と観光を支えたのは近代ナショナリズムである。
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目次序章/第1章 国史ブーム/第2章 大衆参加と大衆消費/第3章 聖蹟観光/第4章 朝鮮観光/第5章 満洲聖地観光/第6章 海外日本人と祖国—海外同胞大会/結び
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