北の大地の物語
おおかみのこがはしってきて/寮美千子/小林敏也【1000円以上送料無料】
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総合評価
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アイヌの深い知恵に学ぶ命の物語。
アイヌに伝わる早口言葉を元に描かれた物語です。
親と子の対話を通じて、知恵の神髄に近づいていきます。
ストーリーは軽やかにテンポ良く、ユニークな飛躍を繰り返していき、独特の面白みを醸し出しています。
【本書あとがきより】アイヌの人々は、北の大地の先住民。
はるかな昔から、大自然のふところで、豊かな暮らしを営んできた人々です。
それは、大地から奪うのではなく、大地の恵み、それをもたらしてくれるカムイ(アイヌにとっての神)に 心から感謝する暮らし。
人々が捕る鮭や鹿はカムイが遣わしてくれたもの、人々が捕る熊は客となって来てくれたカムイ自身と考え、心から感謝を捧げてきたのです。
彼らは、一本の木を切り倒す時でさえ、深い祈りを捧げてきました。
そんな人々の心の中には、とても豊かな、まるで天に輝くきら星のような物語の世界がありました。
それは、北の大地からの贈り物。
21世紀の今日、あまりにも多くの問題を抱えこみ、道に迷っているわたしたちへの、すばらしい贈り物なのです。
(寮美千子)※本データはこの商品が発売された時点の情報です。
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