REKIHAKU 007【1000円以上送料無料】
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総合評価
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第七号の特集は「歴史の「匂い」」。
史料的に「匂い」そのものが残ることはほぼありません。
なので歴史を語る上でしばしば忘れられがちになります。
ですが考えてみると、においのない人間はいませんし、歴史もまた「におい」とは切り離せません。
ここからどう歴史と社会を考えていくことができるでしょうか。
「匂い」によって呼び起こされる記憶は、文字や音声以上に鮮やかですし、「匂い」は記憶と深く結びついた存在です。
また排除や一体感の醸成と「匂い」は深い関わりがあります。
日中韓で「におい」「かおり」はどう表されてきたか。
縄文時代の「匂い」はどのように想像できるか。
古代史の史料から五感の役割を見出せるか。
ヘビースモーカーであった宣長とニオイ。
近代日本の「臭気」と差別。
火葬場の臭い。
沖縄戦の陸軍病院壕内の「ニオイ」は再現できるのか。
韓国文学の至宝、朴婉緒の小説のなかの「匂い」と「復讐」とは……。
ここで取り上げるテーマは多岐にわたります。
「匂い」が内包するさまざまなテーマから、歴史、社会を考えます。
特集執筆は、方国花/山田康弘/三宅和朗/天野真志/吉村智博/山田慎也/上地克哉/斎藤真理子/小倉慈司。
特集以外の記事も、好評連載・鷹取ゆう「ようこそ! サクラ歴史民俗博物館」、石出奈々子のれきはく!探検ほか、盛りだくさんで歴史と文化への好奇心をひらいていきます。
歴史や文化に興味のある人はもちろん、そうではなかった人にもささる本。
それが『REKIHAKU』です。
年3回刊行!カバー●橋爪 彩「les amies」2016※本データはこの商品が発売された時点の情報です。
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