集英社新書 1207
私たちの近現代史 女性とマイノリティの100年/村山由佳/朴慶南【1000円以上送料無料】
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総合評価
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民間人らによる朝鮮人虐殺や憲兵らによる無政府主義者殺害である。
シベリア抑留体験のある父を持ち、ドラマ・映画化された小説『風よ あらしよ』でアナキスト伊藤野枝・大杉栄と、大震災での彼らの殺害を描いた村山由佳、祖父が関東大震災で殺されかけ、家父長制の色濃い在日家庭に育ち、自らも様々な形での差別を経験してきた朴慶南。
ふたりが、戦争と植民地支配、災害と虐殺が日本人社会に与えた影響、そして、いまだ女性やマイノリティへの差別と偏見が根強く残るこの国の100年を語り尽くす。
村山由佳(むらやま ゆか)1964年、東京都生まれ。
直木賞作家。
著書に『風よ あらしよ』『星々の舟』『ダブル・ファンタジー』『天使の卵』『ある愛の寓話』『放蕩記』『記憶の歳時記』『星屑』『はつ恋』『二人キリ』など多数。
朴慶南(ぱく きょんなむ)1950年、鳥取県生まれ。
作家。
著書に『クミヨ!(ゆめよ)』『いつか会える』『ポッカリ月が出ましたら』『命さえ忘れなきゃ』『やさしさという強さ』『あなたが希望です』『私たちは幸せになるために生まれてきた』など。
※本データはこの商品が発売された時点の情報です。
目次序章 女性とマイノリティの近現代史へ—2人の出会い、そして語りたいこと/第1章 朝鮮人虐殺の事実に分け入る/第2章 虐殺はなぜ起こったか—隠された歴史の解明と希望をつなぐ人/第3章 伊藤野枝の恋と闘い—『風よあらしよ』をどう読むか/第4章 痛みを負った人々への想像力—『星々の舟』をどう読むか/第5章 差別の構造を超えて—女性とマイノリティに身を置き換えてみる/第6章 独自の価値を探して—愛と性の自分史を語ろう/終章 想像力のレッスン—物語は他者の「痛み」を伝える
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