レヴィナス顔の向こうに/渡名喜庸哲【1000円以上送料無料】
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総合評価
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しばしば「顔の倫理」というスローガンにその思想が集約されるけれども、それが実際のところ何を言おうとするものだったのかを問いなおし、それに回収されない思想の広がりに目を向けると、いまだ見ぬ読み替えの新たな方向が浮かび上がってくる。
そこにあるのは、食、老い、ロボット、動物、福祉など、人間と人間ならざるものの境界がゆらぐ場面と響きあう、特異なかたちのヒューマニズムだ。
レヴィナスとともに、レヴィナスを超えて等身大の人間について考える、哲学することの楽しみにひらかれた一冊。
※本データはこの商品が発売された時点の情報です。
目次0 “他者の倫理”とは別のしかたで(レヴィナスと“ポストモダン”/デリダはレヴィナス化したのか/顔のない正義)/1 聞く、読む、集う—音と声をめぐって(読書会の存在論—レヴィナス読書会の余白に/ナンシーとレヴィナス—sensについて)/2 生まれる、愛する、触れる—人間と非人間のあいだで(顔の倫理とジレンマ—動物とロボット/人型ロボットは愛することができるか—キューブリック/スピルバーグ『A.I.』論/遠隔と接触—リモート時代における「顔」)/3 食べる、老いる、ケアする—身体のままならなさについて(ケアと福祉—応答から身代わりへ/「食べること」と「老いること」)
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