中公新書 2446
人口減少時代の土地問題 「所有者不明化」と相続、空き家、制度のゆくえ/吉原祥子【3000円以上送料無料】
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総合評価
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この問題が農村から都市に広がっている。
空き家、耕作放棄地問題の本質であり、人口増前提だった日本の土地制度の矛盾の露呈だ。
過疎化、面倒な手続き、地価の下落による相続放棄、国・自治体の受け取り拒否などで急増している。
本書はその実情から、相続・登記など問題の根源、行政の解決断念の実態までを描く。
※本データはこの商品が発売された時点の情報です。
目次第1章 「誰の土地かわからない」—なぜいま土地問題なのか(空き家問題の根源—森林・農村から都市へ/なぜ管理を、権利を放置するのか/法の死角—あいまいな管轄、面倒な手続き/下落する土地の価値—少子・高齢化、相続の増加)/第2章 日本全土への拡大—全国888自治体の調査は何を語るか(死亡者課税による“回避”—災害とは無関係の現実/相続未登記、相続放棄の増加—土地に対する意識の変化/行政の解決断念—費用対効果が見込めない)/第3章 なぜ「所有者不明化」が起きるのか(地籍調査、不動産登記制度の限界/強い所有権と「土地神話」の呪縛—人口増時代の“遺物”/先進諸外国から遅れた現実—仏、独、韓国、台湾との比較)/第4章 解決の糸口はあるのか—人口減少時代の土地のあり方(相続時の拡大を防げるか—難しい法改正と義務化/土地の希望者を探せるか—管理・権利の放置対策/「過少利用」の見直しを—新しい土地継承のあり方)
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