早稲田大学エウプラクシス叢書 018

中華民国と文物 国家建設に果たした近代文物事業の役割/張碧惠【3000円以上送料無料】

中華民国と文物 国家建設に果たした近代文物事業の役割/張碧惠【3000円以上送料無料】
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著者張碧惠(著)出版社早稲田大学出版部発売日2019年10月ISBN9784657198037ページ数322Pキーワードちゆうかみんこくとぶんぶつこつかけんせつに チユウカミンコクトブンブツコツカケンセツニ ちよう へきけい チヨウ ヘキケイ9784657198037内容紹介歴史と伝統文化が凝縮した文化遺産である「文物」の破壊・海外流出を防ぐため、国家は何ができるのか—。
辛亥革命から台湾へ退去する1949年までの間、中華民国各政府が進めた文物事業の「光と影」に本書は迫る。
ナショナリズムと知識人の危機感が追い風となり、文物保護の目的には一貫した方向性があった。
法制度も整った。
中華民国の人々が「清王朝文物」の価値を発見したとき、強力な権限を持つ専門機関が無かったことから、内部抗争が生じ、保護を有効に進めることができなかった。
内憂外患の文物事業に対する考察は、グローバル時代に高まるナショナリズムと文化財の評価・保護の関係から、略奪された文物の返還の在り方までを深く問いかける。
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目次序章 本書の課題と視角/第1章 近代文物事業の黎明—清末民初の文物保護事業/第2章 中央集権的近代文物事業の成立—南京国民政府期の文物保護事業/第3章 民国政治空間のなかの「清王朝文物」—「清王朝文物」・故宮博物院をめぐる諸問題/第4章 文物南遷—抗日戦争期の文物保護事業/第5章 可視化された文物—展覧会と近代文物事業/第6章 文物の「戦後処理」—戦後の文物返還・帰還をめぐる近代文物事業/補論 辛亥革命から北京政変前後における「清室宝物」をめぐる議論—『順天時報』の社論・論説分析を中心に/終章 未完のプロジェクトとしての近代文物事業

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