黒川能 1964年、黒川村の記憶/船曳由美【3000円以上送料無料】
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総合評価
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月山の麓の黒川村で、500年以上続いてきた、悠久の王祇祭。
“神人相和す"祭りの全貌を、村の内側から初めて克明に、そして、哀惜こめて描き上げた、女性編集者による二度とない感動の記録。
東京オリンピックの喧騒の裏側で、本物の祝祭が行われていた!*****■著者より、本書によせてあれは、幻であったのだろうか——。
1964年、日本中が東京オリンピックに湧き立っていた。
私はグラフ雑誌「太陽」の編集者であったが、自らの神のもとに、老いも若きも一つに会して祭りをしている村を探して、山形の詩人・真壁仁の一篇の詩で「黒川能」を知った。
2月1日、2日、春日神社の御神体「王祇様」を上座・下座の2軒の当屋に迎え、夜を徹して能・狂言を奉納する。
幼童から少年、若者、長老まで、年齢ごとに場と役割がある。
誰もが喜びをもって生き生きとしているその姿に、私は魅せられていった——。
*****目 次第1章 1964年東京オリンピックの年、黒川能に出会う第2章 十一月、黒川村を訪ねる第3章 十二月から1965年のお正月を迎える第4章 王祇祭まで一か月・一月三日の「興行」第5章 一月十七日、春日神社の「十七夜祭」第6章 豆腐炙りと子供たちの能の稽古第7章 榊屋敷の神事・原初の風景第8章 振舞の準備が進み、当屋は神宿に整えられていく 第9章 二月一日、王祇様が春日神社から雪道を当屋に降る第10章 稚児の「大地踏」、翁の「式三番」第11章 「暁の使い」登場、明け方まで演能はつづく第12章 王祇祭二日目、王祇様が春日神社へ還る第13章 若者たちの尋常事の熱狂が祭りを盛り上げる第14章 二月四日「解行」・王祇祭は終わり、そしてまたはじまる第15章 黒川にめぐる季節・冬から春へ第16章 黒川にめぐる季節・春第17章 黒川にめぐる季節・春から夏へ第18章 黒川にめぐる季節・秋第19章 黒川人の一生を想う※本データはこの商品が発売された時点の情報です。
目次1964年東京オリンピックの年、黒川能に出会う/十一月、黒川村を訪ねる/十二月から1965年のお正月を迎える/王祇祭まで一か月、一月三日の「興行」/一月十七日、春日神社の「十七夜祭」/豆腐炙りと子供たちの能の稽古/榊屋敷の神事・原初の風景/振舞の準備が進み、当屋は神宿に整えられていく/二月一日、王祇様が春日神社から雪道を当屋に降る/稚児の「大地踏」、翁の「式三番」/「暁の使い」登場、明け方まで演能はつづく/王祇祭二日目、王祇様が春日神社へ還る/若者たちの尋常事の熱狂が祭りを盛り上げる/二月四日「解行」、王祇祭は終わり、そしてまたはじまる/黒川にめぐる季節・冬から春へ/黒川にめぐる季節・春/黒川にめぐる季節・春から夏へ/黒川にめぐる季節・秋/黒川人の一生を想う
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