MINERVA現代経済学叢書 87
国際過剰資本の誕生/板木雅彦【3000円以上送料無料】
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総合評価
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したがって、過剰資本をもっとも抽象的に規定するならば、自己破壊する価値ということができよう。
両者は対立的であり、相容れないにもかかわらず並存し、不可分一体であるからこそ不断に軋轢と矛盾を生み出していく。
そして、価値の創造と破壊、蓄積と収奪を景気循環とともに繰り返していく。
本書では、このような過剰資本が国際的に展開していく過程を理論的かつ歴史的に論証し、その「出生の秘密」を暴きだす。
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目次過剰資本とは何か—基本概念と本書の構成/第1部 過剰資本(利潤率の長期低落傾向に関する理論/利潤率の長期低落傾向に関するこれまでの実証研究/1981年—利潤率の逆転/1981年—過剰貸付資本への転態)/第2部 国際過剰資本(国際過剰資本とは何か/資本過剰と貿易収支/擬制資本の膨張と世界金利体系/擬制資本の膨張と資本不足/国際過剰資本の誕生)/アメリカ利潤率、蓄積率の推計
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