四川大地震から学ぶ 復興のなかのコミュニティと「中国式レジリエンス」の構築/大谷順子【3000円以上送料無料】
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総合評価
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地震をきっかけに中国社会でもボランティア元年、NGO元年と呼ばれる市民の動きが沸き上がり、中国政府は微妙な駆け引きを行いながら復興のかじを取ることを余儀なくされた。
本書は、四川大地震発生から13年経過した今、復興政策、被災者のこころのケア、被災地観光、少数民族、防災教育といった多様な視点から変容する中国社会を中長期的視点で見つめ、中国式レジリエンスの構築について考察しながら、そこからわが国が汲むべき教訓を考えるものである。
若手中国人研究者らが、その言語能力と現地でのネットワーク・フットワークを活かして行った調査の成果を、研究会を重ねて検討し、日本語を用いて執筆した。
災害・防災は日本と中国の間で国際協力が期待されている重要な分野であり、また災害が頻発するアジア太平洋地域においても重要な課題である。
読み物として、四川や日本の大学・研究所で活躍する中国人研究者、国際協力機構(JICA)の四川支援に従事した日本人などによるコラムも掲載。
※本データはこの商品が発売された時点の情報です。
目次第1章 五・一二四川大地震における中国社会の復興対策の特徴と課題/第2章 四川〓川大地震・四川雅安・芦山地震の震災復興における中国災害NGOの役割—こころのケアを行う草の根NGOの活動を事例として/第3章 四川被災地高齢者福祉施設入居者のこころのケア/第4章 ダークツーリズムにおける防災教育に関する考察—中国北川国家地震遺跡博物館を対象に/第5章 五・一二四川大地震後羌族無形文化遺産の保護と復興—茂県の羌暦年を例として/第6章 五・一二四川大地震後の社会的防災の歩み—学校における防災教育とコミュニティ防災の実践から
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