ジノリ1735 Richard Ginori pot 3444 イタリア 洋食器
リチャードジノリ・エデン コーヒーポット 770cc ティーポット
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総合評価
総合評価
※モニターの発色の具合によって実際のものと色が異なる場合があります。
イタリアで初めて磁器焼成に成功したのは 1720年 ベネツィアのヴェッツィ兄弟窯でした。
兄弟は マイセンから ウィーン窯の前身デュ・パキエ窯を経た アルカニストを名乗るフンガーの売り込みを 信じて受け入れました。
フンガーは マイセンのカオリンを まんまとせしめ 初めて磁器焼成に成功しました。
(彼は 以後 報奨金を求めて 転々とするのですが カオリンに恵まれず 一度も成功しておりません。
ロイヤルコペンハーゲンへも 売込みをかけましたが いかがわしい噂のある男として 受け入れられませんでした。
流れ流れてロシア・ペテルブルグで エリザベータ女帝に 1744年 王立窯を 開かせました。
ここでもカオリンに恵まれず 4年で追放されました。
皮肉なことにその直後に モスクワ近くで カオリンが 発見されました。
)フンガーが 唯一 成功したヴェッツィ窯も マイセンのカオリンを止められて 10年を経たずして 廃窯しております。
次に 現存する ジノリが 1735年 フィレンツェ郊外の ドッチアに カルロ・ジノリ侯によって 開窯されました。
侯は 帝立ウィーン窯の前身 デュ・パキエ窯からヨハン・ツィルンフェルトを受け入れ 湧き上がる ヨーロッパ白磁戦争に 堂々と参戦しました。
ハプスブルク王家や ナポレオン治世下を経た 両シチリア王国フェルディナンド1世治世下のナポリ窯 (カポデモンテ)を 1834年ジノリが買収。
モールドを継承した正式な継承ですから 復刻にナポリ王冠窯印 Ginori を施したものは 正当です。
ただここからが問題ですが ジノリは ナポリを訪れる観光客への 街道沿いのお土産屋からの注文依頼で モニュメント的なオブジェ,ベースや キャンドルスタンド等のモールドを作り ナポリ王冠窯印Ginoriを 施した贋作を作ります。
お土産業者は 仕入れ価格の6倍でも売れるのに味を占め よりアンティックに見せる為 Ginori の施印まで外させたほどです。
只ジノリも面白くないのか ナポリ王冠等とても雑で 一目でお土産品ですよと判ります。
日本の清水で売られる中国製の清水焼?に 「清水」としか書かれてない手合と同じです。
「ジノリ社は (マリア・アマリア)カポデモンテ窯の継承を言いますが 正式にはナポリ窯(マリア・カロリーナ)のカポデモンテを継承したのです。
直 この不名誉なカポデモンテ贋作製造について ジノリ社史は あえて触れておりません。
」 当初 灰色味がかっていた白磁も 1790年頃からリモージュのカオリンを 用いる事で完璧な白磁を完成させております。
1869年には リチャード社を合併して 今のリチャードジノリ社になりました。
(とジノリ社史はいいますが 真相は ジノリ家内の領地争いの中、ミラノの陶芸家、アウグスト・リチャードに 身売りしたのが 社名の頭から判ります。
) 特筆されることは 1920年頃 アート・ディレクターに ジオ・ポンティを招聘して新しい芸術性豊な 作品群を ものにして 名声を高めたことです。
アンティック ヴィンテージ店のお取り扱いは 中古品の世界ですが お熟成アインのは ピカピカの 新品です。
(グッチ)ジノリで廃盤になりました。
豊穣の薗 エデン アンティコシェープ ルネッサンス期の 銀器のシェープから ロココ風に生まれました。
素材:陶磁器
※モニターの発色の具合によって実際のものと色が異なる場合があります。
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- 販売店舗情報:『輸入洋食器店アイン 楽天市場店』
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