37Khzまでフラットに再生
MarkAudio マークオーディオ MAOP_10v2 ドライバーユニット 1組 広帯域スピーカーユニット Rectangular Wire採用ボイスコイル グラスファイバーシャシー搭載 高性能駆動エンジン 繊細にかつダイナミックでスピード
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総合評価
総合評価
多くのスピーカーメーカーが大量生産に移行する中で、Mark Fenlonはほぼすべてのモデルを自社のラボ兼工場で製造し、優れたクラフトマンシップに強くこだわり続けています。
80年代や90年代の日本のオーディオ製造の最高峰を思い起こさせるこの品質への情熱は、細部にまで宿っています。
他社のドライバーと比べ、フロントエッジの接着部分などからも、丹精込めて丁寧に組み上げられたMarkaudioの高精度・高品質をご確認いただけます。
Rectangular Wire採用のボイスコイルボイスコイルにレクタングル(平角)銅線を使用しています磁界の中での変換効率が丸線と比して30%程度効率が良いため駆動重量(MMD)を軽量化でき、また中域の渦電流の低減やコイルの折り返し部分が少なく表面積も大きく設計できるため、音質に全体域に渡って貢献しています。
また、グラスファイバーとABS樹脂との混合シャシーを採用し、またマグネットをラバーカバーで包むことでマグネットに伝わる共振音をダンプしています。
MAOP(Micro-Arc Oxidation Process Cone)強電界酸化結晶化プロセス艶消し状の光沢を抑えた表面がMAOPシリーズの特長ですが、その表面処理の名称です。
この処理は、非常に強い電圧(700V)をかけたアルカリ電解槽の溶液に合金製のコーンを長時間(1~2週間)浸漬し表面を酸化させながら結晶を生成するプロセスを意味します。
この処理を採用する事で写真のようにコーンの表面が柔軟な無数の気泡(多くの穴が開いている)のある結晶体に変化します(この方法はコーン自体を変化させる方法でコーティングではありませんので質量増加は殆どありません)スポンジの表面のように見える小さな結晶体と空気の穴が無数に見えます。
この数週間のプロセスを経て生成されたメタルの山と空気の穴が再生音を自然なものにしています。
この表面を通過するマイクロレゾナンスパターンの発生するコーンでダンプすると言う新しい素材によりパルプ振動板に近いダンピング効果をメタル振動板に実現すると言う画期的な発明で、 非常に平坦な広帯域にわたる特性を実現たことで静かなドライバーと言われている理由です。
コーン表面の結晶化行程だけで2ヶ月のリードタイムが必要となり、アセンブルも取扱いがデリケートなため、日本人の技術者とMark Fenlonの手で一つ一つ丁寧に組み上げています。
組み上げたドライバーは一つ一つT/Sパラメーターと周波数特性を確認し、ペアを決めていきます。
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