ルートヴィヒを探して [CD]
レビュー:0件
総合評価
総合評価
ベートーヴェン生誕250年を記念する、趣向を凝らしたアルバムがまた一つ誕生します。
クレーメルとブルネロという二人の名手がタッグを組み、クレメラータ・バルティカと共に、名作とされる晩年の弦楽四重奏曲を弦楽合奏版で収録したという嬉しいもの。
さらにはベートーヴェンに触発された近年の作品2つを収録し、楽聖の遺産が現代の私たちにどのような影響を与えているかを掘り下げるという、興味深いものです。
アルバムのメインは何と言っても2曲の弦楽四重奏曲。
ベートーヴェン最後のまとまった作品である第16番はブルネロの指揮による演奏。
そして第14番はヴァイオリンを担当しながらのクレーメルの指揮となっています。
いずれもクレーメルの念頭にはバーンスタインがウィーン・フィルと残した録音があったようですが、その濃厚な味わいとは違う、クレメラータ・バルティカらしい歌心と生き生きとしたフレージング、見通しの良いサウンドが、現在ならではのベートーヴェン像を感じさせる素晴らしい演奏に仕上がっています。
(C)RS録音年:2019年10月、2011年7月/収録場所:クロンベルク、ドイツ、アイゼンシュタット、オーストリア 種別 CD JAN 4589538760151 組枚数 1 製作年 2020 販売元 ナクソス・ジャパン登録日2020/09/09
- クレジットカード利用可
- 海外配送不可
- 販売店舗情報:『ポプカル 楽天市場店』
2,575円(税込) 送料別 | 詳細・購入はこちら |