【輸入盤】 Miguel Angel Chastang / From Harlem To Madrid: Vol.1 【CD】
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総合評価
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彼は1990年までハーレムに暮らし、ロン・カーターに学びました。
昼は音楽の勉強、夜はジャム・セッションし、多くのジャズ・ミュージシャン達と出会うチャンスに溢れていたといいます。
そして出合ったのがピアニストのラリー・ウィリス。
ラリーはジャズをプレイするにあたってハーレムのアフロ・アメリカン文化の重要性を説き、様々なクラブやストリートでのプレイの手助けをしたと言います。
20年の時が過ぎてもミゲルはラリー、そしてドラマーJuanna Barrosoとトリオを組みスペインで5年間ツアーを行っています。
そして彼が次に考えたのが、今住むマドリッドとハーレムを結びつけるレコーディング・プロジェクト。
その第1弾が本作です。
ミゲルのオリジナル3曲、ラリー・ウィリスのオリジナル3曲、そしてマイルスの2曲とスタンダードで構成。
全9曲中7曲がピアノ・トリオのフォーマットで、メロディアスで叙情性を持ったラリー・ウィリスのピアノが、実に冴えまくります。
M4、M8においてキューバ出身の若きサックス奏者Ariel Bringuezがそれぞれソプラノ、テナーを吹いています。
ハーレムの思いとスペイン・ジャズを見事に結びつけた快作。
ピアノ・トリオ・ファンにもお薦めです。
Miguel Angel Chastang(b)Larry Willis(p)Juanma Barroso(ds)Ariel Bringuez(ss,ts)曲目リストDisc11.Alone Together/2.To Wisdom The Price/3.Blue In Green/4.Entre Tu Y Yo/5.Nardis/6.Santuary/7.Toya's/8.Jean Luc's Mood/9.Heavy Blues
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