シングルのつなぐ縁 シングルの人類学 2 / 椎野若菜 【本】
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総合評価
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既存の家族から離脱した個としてのシングルたちが、新たな縁を結んでいく様を分析することで、宗教共同体、友人、家族、国家の関係性、ネットワーキングのありかた、人の絆の概念の再考を迫る。
人は絆をもとめずにいられない?目次 : 1 シングル神話をこえて(ウソと縁—あるホームレス的存在者の虚実/ 「家族」という語のない社会の「ひとり」—パプアニューギニア、テワーダの事例から/ モルギーさんは女神になるのか—北インド農村における「シングル」と女神信仰/ シングルを否定し、肯定する—日本のセックスワークにおける顧客と恋人との関係をめぐって)/ 2 独身者はつらいよ(韓国農村における国際結婚—シングルを忌避する民族文化と多文化化のパラドクス/ 愛情とお金のあいだ—トルコの都市における経済的貧困と女性の孤独)/ 3 絆を再編する(ひとりで生きていくことを学ぶ—フランス・パリ地域、マグレブ系移民の家族事情/ トランスナショナルな家族の縁—コモロ人移民女性と子供たちによる家族の再編/ 災害復興地で再編される「個」と関係性—新潟県旧山古志村の高齢者の語りから)/ 4 「家族」をつくる(ヘテロノーマティブな家族と選び取る家族—日本におけるゲイ男性と家族との関係をめぐって/ 関係性のなかのシングル—現世を放棄したヒジュラたちがつくる親族の紐帯/ アフリカ系アメリカ人の地域社会と家族—宗教的家組織の形成からみるオリシャ崇拝運動/ ケニアの村落と町・都市をまたぎ生きるシングル女性たちの素描)
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