Prokofiev プロコフィエフ / 『炎の天使』全曲 ブレート演出、トリンクス&ウィーン放送交響楽団、ストゥンディーテ、スコウフス、他(2021 ステレオ)(日本語字幕付)(日本語解説付) 【DVD】
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総合評価
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交響曲第2番、ピアノ協奏曲第3番などと同時期の初期の過激な作風によります。
彼の生前に全曲が上演されることはなく、交響曲第3番に素材を流用しました。
16世紀ドイツ、ライン地方を舞台に、レナータという不思議系主人公が、幼時から仲良くしていた妄想上の「炎の天使」に肉欲的な恋心を抱き、悪夢にうなされるようになります。
彼女を慕う騎士ルプレヒトはなんとか救おうと努力するものの無駄で、修道院に入れられます。
彼女が来たことで雰囲気が悪くなり、宗教裁判にかけられ悪魔祓いが行われますが、本物の悪魔を呼ぶこととなり、レナータは火刑を言い渡されます。
演出のアンドレア・ブレートは、超現実的な話を現実的な統合失調ととらえ、舞台を修道院から現代の精神科病棟に移しています。
雰囲気は陰気ですが、音楽はプロコフィエフ節炸裂。
不協和音、異常なリズム、耳を聾する音響などアヴァンギャルド芸術を示しています。
1976年生まれのリトアニアのソプラノ、アウシュリネ・ストゥンディーテの狂気に満ちた演技、彼女をささえるボー・スコウフスも囚人風でオペラの概念が変わります。
(輸入元情報【収録情報】● プロコフィエフ:歌劇『炎の天使』全曲 レナータ:アウシュリネ・ストゥンディーテ(ソプラノ) ルプレヒト:ボー・スコウフス(バリトン) 宿屋の女将&修道院長:ナターシャ・ペトリンスキー(メゾ・ソプラノ) 異端審問官:アレクセイ・チホミロフ(バス) 女占い師:エレーナ・ザレンバ(メゾ・ソプラノ) ネッテスゲイムのアグリッパ&メフィストフェレス:ニコライ・シューコフ(テノール) ファウスト&マティアス:マルクス・ブッター(バス) ヤコブ・グロック&医者:アンドルー・オーウェンス(テノール) 居酒屋の主人&使用人:クリスティアン・ヨハンネソン(バリトン) アルノルト・シェーンベルク合唱団 ウィーン放送交響楽団 コンスタンティン・トリンクス(指揮) 演出:アンドレア・ブレート 舞台美術:マルティン・ツェートグルーバー 衣装:カルラ・テティ 照明:アレクサンダー・コッペルマン 収録時期:2021年3月 収録場所:アン・デア・ウィーン劇場(ライヴ) 映像監督:ティツィアーノ・マンチーニ 収録時間:124分 画面:カラー、16:9 音声:PCM Stereo、DTS 5.1 ロシア語上演 字幕:日独英韓 NTSC Region All 輸入盤・日本語帯・解説付
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