【輸入盤】 Paganini パガニーニ / 祈りのソナタ〜作品集 ルカ・ファンフォーニ、アントニオ・デ・ロレンツィ&イ・ムジチ・ディ・パルマ、他 【CD】
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総合評価
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冒頭に置かれた『祈りのソナタ』は、ロッシーニの歌劇『エジプトのモーゼ』から主題を採り変奏曲に仕立てた『モーゼ変奏曲』として知られる作品。
通常は1855年に出版されたピアノとヴァイオリン版が演奏されますが、このアルバムは、イタロ・ヴェスコーヴォがソロ・パートの欠けている箇所を補筆完成させたオリジナルの管弦楽伴奏版を収録。
世界初録音となります。
また変則調弦ヴァイオリンのための断章や、カプリッチョ、アジタートは未出版作品でこちらも世界初録音です。
最後の『うつろな心』の主題による序奏と変奏曲は、全体に超絶技巧が施された極めてよく知られる華麗な曲。
もともとは1830年にカール・グール[1787-1848]が出版した「ヴァイオリン物語」の付録として印刷されたもので、現在でもこの譜面が一般的に使われていますが、完全な自筆原稿は残っておらず、グールが自身の記憶を辿って譜面にしたと主張していました(ベルリンの国立図書館に保存されているパガニーニの未完成の自筆譜はグールの印刷譜と一致しています)。
ファンフォーニの素晴らしい演奏でお楽しみください。
(輸入元情報)【収録情報】パガニーニ:1. 祈りのソナタ M.S.23〜ヴァイオリンとオーケストラのために ヴェスコーヴォ改訂、完成版 2. ソナタ M.S.118〜変則調弦ヴァイオリンのために(2つの断章)3. マリア・ルイーザ、第4弦によるソナタと変奏曲 M.S.79〜ヴァイオリンとギターのためのオリジナル・ヴァージョン4. カプリッチョ〜無伴奏ヴァイオリンのために(1838年パリ)5. アジタート〜無伴奏ヴァイオリンのために(1831年ロンドン)6. 4つの練習曲 M.S.138〜無伴奏ヴァイオリンのために ダニーロ・プレフーモ比較校訂版7. 4つのノットゥルノ M.S.15〜弦楽四重奏編8. 『うつろな心』の主題による序奏と変奏曲 M.S.44〜無伴奏ヴァイオリンのために カール・グール編 ルカ・ファンフォーニ(ヴァイオリン) アントニオ・デ・ロレンツィ指揮、イ・ムジチ・ディ・パルマ(1) カルロ・カンティーニ(ヴァイオリン:2) ダニエーレ・ファンフォーニ(ヴァイオリン:2,7) サヴェリオ・フォリアーロ(ギター:3) レアーレ・コンチェルト・アンサンブル(7) アルマンド・バリッリ(ヴィオラ:7) マッシミリアーノ・ファンフォーニ(チェロ:7) 録音時期:2023年9月29日、10月16日、11月3日 録音場所:イタリア、パルマ、Palazzo dei Congressi, Sala delle Cariatidi, Salsomaggiore Terme 録音方式:ステレオ(デジタル) 世界初録音(1,2,4,5) 未出版作品(2,4,5)
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