【輸入盤】 Trivium トリビアム / In The Court Of The Dragon 【CD】
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総合評価
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そのピュアなメタル・スピリットをより研ぎ澄まし、まさに“竜”の如くさらなる高みへと昇り詰めていく、通算10作目となる最新作『IN THE COURT OF THE DRAGON』、堂々完成!◆新世代メタルの旗手としてシーンに登場し、彼らの存在が、オールド・メタル・ファンと若いメタル・ファンの垣根をなくした、とも言われるほど、その圧倒的な存在感でシーンをリードし続ける、Roadrunner Recordsが誇る最重要メタル・アクト、トリヴィアム。
2003年にアルバム『EMBER TO INFERNO』でデビューを果たし、2005年、Roadrunner移籍第一弾として発表したアルバム『ASCENDANCY』でワールド・ワイド・デビュー、以降現在までに9枚のアルバムを発表し、その類まれなるセンスとプレイヤビリティから放たれる強靭な音像で、世界規模の絶大な信頼と人気を誇る圧巻の存在だ。
◆2020年にアルバム『WHAT THE DEAD MEN SAY』を発表した彼らは、その後大規模なワールド・ツアーを行う予定だったのだが、世界を襲ったパンデミックによってそのツアーが全て中止となってしまう。
その先の見えない状況を打破すべく、彼らは早くも次なる作品の制作にとりかかり、自身の内にあるメタルの誇りや想いを全てサウンドに吐き出し、より研ぎ澄まされた音像を誇る作品を完成させた。
それがトリヴィアムにとって通算10作目となるこの最新作『IN THE COURT OF THE DRAGON』だ。
◆前作同様、ジョシュ・ウィルバーをプロデューサーに迎え、2020年秋に地元フロリダ州オーランドにあるFull Sail Universityにてレコーディングが行われたこの最新作は、リハーサルを重ねながら磨き上げられた強靭な楽曲ばかりが収録された、世界を揺るがすほどの力強さに満ちたアルバムとなっている。
その圧巻の音像を見事に表現した壮大なアルバムのジャケット・アートワークも見事だが、この絵画はフランス人アーティスト、マチュー・ノジエールの手によるもの。
このカヴァー・デザインに関して、マット・ヒーフィーはこうコメントしている。
「『IN THE COURT OF THE DRAGON』のサウンドが形になっていく中で、このアルバムには、ある重要な美術館の壁に飾られているかのようなルネッサンス期の巨匠の手による作品みたいなアートワークが必要だ、と考えるようになったんだ。
そこで徹底的に調査をして、カラヴァッジョやジェンティレスキのような作品を生み出すことのできる数少ない現役アーティストを見つけたんだ。
それが、画家のマチュー・ノジエールさ。
彼は俺たちのアルバムのタイトルをもとにして、俺たちの想像を遥かに超えるとんでもないオリジナルの油絵をキャンバスに描き切ってくれたんだ。
思わず息を飲んでしまうほどに壮大で驚異的なこの作品は、俺たちのアルバムそのものを表しているのさ」◆今年7月に突如公開された最新曲でありアルバムのタイトル・トラックともなる「In The Court Of The Dragon」では、エンペラーのイーサーンの手による壮大なイントロに始まり、その後圧巻のダイナミズムが脈打つサウンドを聴かせてくれており、全世界のファンを狂喜乱舞させてくれた。
この曲に関して、ベーシストのパオロ・グレゴリートはこうコメントしている。
「去年、ツアーの予定がない中で、この曲の元となるリフをまとめ始めた。
俺達はこの時代の不確実性を利用して、どんな制限も約束事も考えずに取り組むことにしたんだ。
普通だったら時間をかけてジャムをしながらじっくりと曲を練り上げる時間ってあまり取れないからね。
この曲のタイトルは、ロバート・W・チェンバースの短編小説に由来する。
それは恐怖と不確実性がたっぷり描かれた物語で、我々がこの1年に経験してきたことにまさにマッチする内容だと思ったんだ。
でも、単にそれをそのまま歌詞にするんじゃなくて、曲作りを進めながら俺達なりの物語を組み立てていくやり方を選んだよ。
過去に何度かやってきたことだけど、この曲も神話に根差した歌詞で始まる。
ただ、今回違うのは、俺達独自の神話を作ったということ。
締切を設定せず、自由に物語を考えて曲作りを行なったおかげで、今回は過去最高に実りあるレコーディングの1つになったよ」◆また、この最新作の情報と共に公開されたのが、もう一つの新曲「Feast of Fire」だ。
この曲に関してパオロはこう語っている。
「新作を作り始めると、いつも思いもしなかったような曲が生まれることがある。
この曲は、コリィ・ビューリーが持ち込んだデモの中にあったリフが元となって作り上げられた曲なんだ。
Full Sailでプリ・プロダクションに入っていた時このデモを聴いて、みんなで「このデモはいいね、でももっと良くなるかもしれない」と話し合っていた。
そこで、プロデューサーのジョシュも「このブリッジは最高だ、もしかしたらこのブリッジを発展させてみるのもいいかもしれない」と言っていたから、俺たちはそのデモを一旦解体して、新たにそのブリッジを中心にして曲を練り上げていったのさ」(メーカー・インフォメーションより)曲目リストDisc11.X/2.In The Court Of The Dragon/3.Like A Sword Over Damocles/4.Feast Of Fire/5.A Crisis Of Revelation/6.The Shadow Of The Abattoir/7.No Way Back Just Through/8.Fall Into Your Hands/9.From Dawn To Decadence/10.The Phalanx
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