■平均樹齢：70年
■Les GamairesとLes Herbuesにまたがる形で0,5ha所有。
甘く柔らかでカシスやブラックチェリーなどの甘く熟した豊富な香りの要素が感じられます。
新樽はシャンボールらしさを出すため、最大でも25％ほどで多用されません。
12-15ヵ月樽熟後、3ヵ月ステンレスタンク熟成。
シャンボールのエレガントさはきっちりとありますが、とてもリッチでしっかりとしたストラクチャーのワインに仕上がっています。
動物的で男性的なニュアンスも備わっているとクリストフは評しています。
平均年産1800本で、日本への入荷はわずか300本程と大変希少なワインです。

■リアルワインガイド91/92 香りは閉じ気味。
ながらも品の良い黒果実香がきれいに漂っているとても滑らかな香り。
口に含むと酸が美しく伸びる。
目の詰まったおいしい味わい。
香りから感じた通り、滑らかでツヤやかで、液体が口中に本当の意味で潤いを与えてくれる。
適切な豊かさと緻密さがあり、粒立ち感が細やかでまとまりのある味と液体の質感。
とてもいい。
（22年1月試飲）
■生産者2019年リポート 2019年はとてもジェネラスで、各テロワールのピノ・ノワールが濃密につまったパワフルなヴィンテージです。
2019年は好天による乾燥のため、葡萄のジュースが自然に少なくなり、25％生産減となりました。
しかしブルゴーニュ特有の酸がしっかりと存在しているため、テイスティングではパワフルさが支配的ではありませんが、2019年特有の力強さとバランスはしっかりと感じることができる素晴らしい年になりました。
素晴らしく調和がとれていて、十分な凝縮感、フレッシュさ、そして特徴的なテロワールの香りをもっています。
グラスに注ぐと、非常に濃い赤紫色。
ブラックチェリー、ラズベリー、カシス、梅、スパイスなどの芳香。
クリストフが言う通り、シャンボール ミュジニーらしくなく、リッチで男性的なボディ。
旨口ジューシーで、フルボディ。
酸やタンニンもしっかりあり、超優良年2019年ヴィンテージらしい仕上がりです。
ポテンシャルも非常に高く、熟成させるとますます楽しみです！