今から約100年前に欧米に輸出されたオールドノリタケのアールデコ期に作陶されたナッツ（栗）図の作品です。
地味な存在ながら、シックな雰囲気が非常に人気です。
アールデコとは、1925年にフランスのパリで開催された現代装飾産業美術国際博覧会によって呼ばれるようになった装飾様式です。
東洋美術などの芸術的要素を取り入れた直線と立体のシンプルかつ合理的な機能美あるデザインで、明るく・鮮やかな色彩が特徴的です。
ノリタケのアール・デコのデザインは、1919年に英国人デザイナーの「シリル・シー」が入社してから本格的に始まりました。
ノリタケ・アール・デコの制作は、1920年頃から1929年の世界恐慌までのわずか10年間程度の制作期間しかなく、未だにその全貌は明らかにされていません。
この作品を立体的に魅せている装飾技法を「モールド」と呼びます。
迫力や動きのあるデザインを表現するためのもので、絵付けを助ける役割を担っています。
特にオールドノリタケでは1920年頃からのアールデコ期前後で様々な動物をモールドした作品が多く、アートを一般の方にも広めた装飾技法です。
■ 基 本 情 報ブランド　：　オールドノリタケ問合番号　：　u4726時　　代　：　1921年頃 - 1941年頃　通称：M-JAPAN印寸　　法　：　H：8cm　L：12cm　W：15cm状　　態　：　カケ・ワレ・ヒビなどなく良好な状態輸入国名　：　アメリカ原産国名　：　日本材　　質　：　磁器付　　属　：　なし在庫数量　：　現品限り発送場所　：　店舗（千葉県我孫子市）