方法としての史学史 歴史論集 1
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総合評価
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歴史学そのものを歴史化する「史学史」の視点から、歴史学のアイデンティティを確認し、そのあり方を問い直す。
ここ四半世紀の間に著者が世に問うた歴史批評論考を三つのテーマにそって精選する現代文庫版オリジナル「歴史論集」の第一冊。
問題の入口 「歴史の語り方」のメタヒストリー(“正典”なき時代|二〇世紀歴史学の「古典」|歴史の「語り方」がなぜ問題となるのか)|1 「歴史学」という近代の装置(「歴史学」という言説|ナショナル・ヒストリーへの「欲望」|文学史の饗宴と史学史の孤独)|2 鏡あるいは座標軸としての「民衆史研究」(違和感をかざす歴史学|民衆史研究と社会史研究と文化史研究と—「近代」を対象とした|三つの「島島」)|3 歴史学の認識論的転回へ向かって(歴史意識の八〇年代と九〇年代|「評伝」の世界と「自伝」の領分—史学史のなかの個人史研究|史学史のなかのピエール・ノラ『記憶の場』|現代歴史学の「総括」の作法—民衆史研究・社会運動史・社会史研究を対象として)※ページ内の情報は告知なく変更になることがあります。
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