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総合評価
曲目・内容1-6.ジャズ風舞踏組曲(1931)ストンプシュトライトワルツタンゴスローフォックス=トロット7-15.9つの小さな輪舞 Op.13(1913)Leicht bewegt ‐ 容易に動いてMassig bewegt ‐ 適度に動いてSchnell ‐ すばやくFeurig、aber sehr rhythmisch ‐ 燃えるように、しかし非常にリズミカルにWalzertempo、ausserst kokett vorzutragen ‐ ワルツのテンポで、軽やかに前方にRuhig fliessendRuhiges WalzertempoLeicht bewegtRuhiges Walzertempo16-21.オスティナート(1925)パパママダ…ダ…ホップ…ホップア…アトララ22-26.5つのジャズ練習曲(1926)チャールストンブルースシャンソンタンゴシミー上のトッカータ 第5番「ゼズ・コンフリーの鍵盤の上の子猫」27.ゼズ・コンフリー:鍵盤上の子猫アーティスト(演奏・出演)キャロリン・ヴァイヒェルト(ピアノ)レコーディング2012年9月2日2014年5月3-4日ハンブルク音楽・演劇高等学校商品番号:GP723シュールホフ(1894-1942):ピアノ作品集 第3集 [ヴァイヒェルト] SCHULHOFF, E.: Piano Works, Vol. 3 - Suite dansante en jazz / 9 kleine Reigen / 5 études de jazz / Ostinato (Weichert)CD 発売日:2016年05月25日 NMLアルバム番号:GP723 GRAND PIANOチェコの作曲家、ピアニスト、指揮者エルヴィン・シュルホフ(1894-1942)のピアノ作品集もこのアルバムで第3集となります。
ダダイズムの先鋒として活躍し、また自作にジャズや実験音楽の要素も取り入れるなど、様々な作風を見せたシュルホフの作品がナチス・ドイツによって「退廃音楽」のカテゴリーに入れられてしまったのはなんとも残念なことでした。
この第3集に収録されているのは1910年代から1930年代までの、およそ20年間にわたる時代の作品で、ほとんど耳にする機会のないOp.13の「小さな輪舞」をはじめ、ジャズや軽音楽にも通じる楽しい雰囲気を持ったものばかりです。
興味深いのはアメリカのジャズ・ピアニスト、ゼズ・コンフリーの「鍵盤上の子猫」にインスパイアされたトッカータで、こちらは原曲も収録されていて、聴き比べ(シュルホフがどのように変貌させたか)も楽しい趣向になっています。
作曲家検索リンク(このタイトルに収録されている作曲家)コンフリーシュルホフ