＜p＞資源のない日本には、絶対に沈まない戦艦が必要であるー＜br /＞ 昭和12年、造船士官牧野茂の提案と豊田副武中将の後押しによって、究極の巨大戦艦建造計画は動き出した。
「大和」の倍の艦体と51センチの巨砲を持つ不沈戦艦『紀伊』の誕生である。
＜br /＞ 日米戦の戦局が悪化する昭和19年10月、レイテ海戦で初陣を飾った『紀伊』は米海軍の戦艦6隻をその巨砲の餌食にしたものの、作戦自体は失敗。
フィリピンはアメリカの手に落ちてしまう。
＜br /＞ 本土に迫り来る敵を、続いて竣工した二番艦『尾張』とともに迎え撃つ『紀伊』。
決戦の舞台沖縄に突入する超巨大戦艦の運命は！？＜br /＞ 著者入魂の架空戦記巨編、初文庫化の第一弾！＜/p＞
＜p＞この作品は1996年2月〜8月に学研より刊行されたものです。
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