ウィーン国立歌劇場 すみからすみまで / 音楽之友社
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総合評価
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オペラに造詣が深い人から、一回でもいいからウィーンでオペラを聴きたいという人にも、ウィーンの豊かな音楽状況と、本場のオペラとはどういうものかを紹介する。
さらに、一般には見られない運営部門にまで深く入りこめるのは筆者ならでは。
巨大なハード(=「入れ物」)だけでなく、舞台の裏には何倍もの人間が動いている巨大なソフトの集積であること、オペラ劇場は特別な存在、文化財産であること知ってもらいたいということから、人気の歌手の話からたくさんのハード、ソフトのシステムを盛り込んだ。
◆目次はじめに第1章:レパートリー・システム 豪華レパートリーの謎 レパートリー・システム誕生の理由 仮住まい時代のウィーン国立歌劇場 モーツァルト・アンサンブルの存在 モーツァルト・アンサンブルの崩壊第2章:煌めく歌手たち 三大テノール 二十一世紀のスターたち 第二次世界大戦後の時期 カラヤン時代の歌手たち ホレンダー時代の歌手たち 90年代のソリストたち ソリストたち 90〜93年組 その他の90〜93年組のソリストたちとその周辺 女声 その他の90〜93年組のソリストたちとその周辺 男声 歌手たちの興亡 消えた歌手 新しい才能第3章:奥行きを深める「脇役」たち 主役を引き立てる女声 主役を引き立てる男声第4章:ウィーン国立歌劇場の総裁 芸術監督マーラー マーラーの行った改革 マーラーとウィーン世紀末芸術家 マーラーと分離派 マーラーの恋人 作曲家マーラーの活動 マーラーの辞任劇 芸術監督カラヤン ホレンダー総裁の誕生 ホレンダー総裁 前半生と単独政権の確立 ホレンダー総裁 興行的才能と新演出 《子供のための魔笛》 民営化と営業努力第5章:指揮者群像 劇場付き指揮者 カラヤン時代がもたらしたもの 指揮者の変化第6章:ドラマトゥルグとは?第7章:演出家と演出第8章:ウィーン国立歌劇場管弦楽団とウィーン・フィル第9章:ウィーン国立歌劇場バレエ団第10章:ウィーン国立歌劇場合唱団第11章:熟練の裏方たち オープン・ドアの日 ウィーン国立歌劇場の組織第12章:さかんな海外公演 重要な日本公演第13章:一年で最も輝く日 オーパンバル(オペラ座舞踏会)第14章:特殊な建物、特別な聴衆あとがき文献一覧ウィーン国立歌劇場の推薦CD・DVDリスト・野村三郎/著・版型:四六・総ページ数:280・ISBNコード:9784276211490・出版年月日:2014/10/31【島村管理コード:15120210324】
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