スモーキーな樽香の余韻、力強いファーストアタックの白ワイン。
広島三次ワイナリー / TOMOE セミヨン バレルセレクション [2019][2020] 白ワイン 辛口 750ml / 日本 広島県 三次市 HIROSHIMA MIYOSHI WINERY TOMOE Semillon Barrel Selection トモエ 日本ワイン 国産ワイン IWSC 2021 ブロンズ賞 IWC 2021 奨励賞
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総合評価
総合評価
◆商品説明 貴腐ワインの原料として知られる希少価値の高い『セミヨン』を100%使用。
スモーキーかつスパイシーなブーケに加え、ラノリン(羊毛脂)やブラックオリーブなどの香りが合わさり、複雑性のある仕立てに。
力強いファーストインパクトと重厚感のあるボディが特徴の個性派タイプです。
◆合う料理 ナッツ、チェダーチーズ、燻製、天ぷらなどの揚げ物料理 ◆コンクール入賞歴 IWSC 2021(インターナショナル・ワイン&スピリッツ・コンペティション) ブロンズ賞 受賞 IWC 2021(インターナショナル・ワイン・チャレンジ) 奨励賞 受賞 HIROSHIMA MIYOSHI WINERY 広島三次ワイナリー ◆分析を繰り返して品質を管理 樽熟成で味わいに奥行きを出す TOMOEシリーズが産声を上げたのは2008年。
国産ワインブームの盛り上がりの中、各地の風土に合った個性や特性を求める声に応え、自らワイン原料であるブドウ栽培を手掛けて、三次ならではのワイン造りを始めました。
ワインは1年をかけてゆっくり仕込んでいきます。
秋に収穫したブドウを潰して果汁を取り発酵させた後、数カ月熟成。
オリ引き、清澄・ろ過をして、ようやく瓶詰めとなります。
一連の工程の中で常に品質を担保するため、毎日テイスティングをし、色や香り、味の分析を行います。
分析は、熟成中や瓶詰め前など、さまざまなタイミングで実施。
1つのワインに対して何度も行い、データを残して管理をしていきます。
ワインは醸造工程において、発酵・熟成の期間や使用する容器が異なります。
中でもワインに奥行きと複雑性を生み出すのが熟成過程。
TOMOEシリーズの赤ワインのほとんどはオークの木樽を使って熟成させています。
木樽の良さは、木目から入るわずかな酸素によりゆっくりと酸化が進み、味わいにまろやかさを加えられること。
併せて、樽ならではの芳ばしく甘い香りが現われ、それぞれのワインに変化をもたらします。
三次ワイナリーでは、香りは強めにするか、穏やかにするか、または、スパイス香にするか、チョコレート香にするかなど、出来上がりを想像し、新樽と古樽、小樽と大樽を使い分けながら、細部にまでこだわった醸造をしています。
◆味や香りを決めるのは経験と感覚 積極的ブレンドで新境地へ ワインには、単一品種100パーセントで作るものと、目的やイメージに合わせて、複数品種をブレンドして造るものがあります。
三次ワイナリーでは、ブレンドも積極的に行っています。
ブドウの摘み取り時季やその年の気候などで、ワインに表れる果実のニュアンスは随分と変わります。
そのため、目的に合わせてワインをチョイスし、どう掛け合わせるかを判断していくのです。
例えば、野生的な味わいの小公子は単一ではクセが強すぎるため、マスカット・ベーリーAのほんのりとした果実味を加えゴージャスな味わいを演出し、より日本人の好みに合ったワインに仕上げることができるからです。
繰り返し何度もテイスティングをするのは、どういったスタイルで仕上げればこのワインが一番輝けるのかを見極めるためでもあります。
どのワインとどのくらいの量をブレンドするか、醸造家の感覚と経験を頼りに、それぞれ持ち味を引き立てオリジナルの味わいを生み出す。
まさに、芸術家の仕事としての結実が1本のワインなのです。
◆大地を育む清流と空気 造り手の探究心が高まる繊細な産地 澄んだ空気と緑の山々、清流が育む大地に恵まれた三次ワイナリーのブドウ畑。
標高350メートルの山間部を切り開いた地にあり、日の入りから日の出までしっかりと太陽の日差しを浴びられる環境です。
広島県内最大級の盆地という地形から、昼夜の寒暖差が激しく、日中は光合成により栄養をたっぷり生産し、涼しい夜は蓄えた栄養をそのままに樹々が眠りにつくため、ゆっくりと熟され糖度の高いブドウに仕上がります。
TOMOEの専用圃場では、シリーズの中でも人気のメルローのほか、シラー、ピノ・ノワールなどの品種を中心に栽培しています。
より健全で果実味が凝縮したブドウを育成するため、土壌環境のメンテナンスに力を注ぎます。
もともと、ブドウは乾燥地で育つ植物。
多すぎる水分は病気の原因につながるため、畑の地下にパイプを通し排水環境を整え、樹に雨が掛からないようにレインカットを施すなど、年々改良を進めています。
また、収穫を終えた冬場には、次のシーズンに向けて、畑の中でブドウを元気良く育てるため、地表近くに伸びた根を切り、固くなった土中に空気を入れてバクテリアなどの微生物を活性化させていきます。
このように、徹底した管理を行い、品質の向上を目指しています。
こうした環境だからこそ、造り手たちの畑への探究心と愛情が芽生え、唯一無二のブドウが誕生していく。
未知の可能性を秘めた繊細な産地なのです。
◆自然と調和した栽培 農家とともにこの土地の味を生み出す ワインはブドウの果汁を原料とするシンプルなお酒です。
果実の良し悪しがその年のワインの品質や特徴となって表れます。
樹にもそれぞれ個性があるため、その日その日で状態を見極めることが大切。
「必要なものを必要な量だけ、必要なときに与える」というスタイルのもと、過剰な肥料や農薬散布を避け、自然に調和した栽培方法を協力農家とともに取り組んでいます。
収穫時は、ワイナリースタッフ及び農家の全員が畑に繰り出し、全て手摘みで行います。
一つひとつを選別しながら丁寧に。
造り手一人ひとりのたゆまない努力が、この土地ならではの味わいにつながっています。
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