▲世界最大規模のワイン・コンペ、「デキャンター・ワールド・ワイン・アワード」の第17回、2020年度大会では97点も受賞したトレフェッセンのシャルドネ（’18年にて）。
今年の参加総数は全16,518本。
これを、世界のワイン・エキスパート116名（うち、MWが37名、マスター・ソムリエが9名）が完全ブラインドにて試飲。
うち178本…約1％のみのワインが獲得したタイトル【プラチナ】は、金賞の更に上に位置するもの。
そしてその更に上、「世界最高の50本」として、わずか0．3％のワインのみに付与された最高栄誉、それが大会最優秀賞の【ベスト・イン・ショウ】です。
どちらか一方の受賞だけでも難関といえるこの2つのアワードを、ナパ貴婦人トレフェセンは、白（プラチナ）と赤（ベスト・イン・ショウ）の双方で獲得するという大変な快挙を達成しました。
◎実は白も？ 高品質な赤ワインで有名なトレフェセンですが、実は白のクオリティも相当なもの。
リースリングやこのシャルドネも非常にクオリティが高く、日本未輸入ですが、本国ではソーヴィニヨン・ブランや白のブレンド、甘口レイト・ハーヴェストなども手掛けてます。
トレフェッセンのシャルドネは元々冷涼な気候で育った果実を用いるだけでなく、MLFを控えめに行う事でナチュラルな酸味を保ち、ナパ・ヴァレーの果実味、上品な樽香とのバランスを楽しめるよう設計されています。
冒頭でも書きましたが、DWWAでは金賞の更に上、受賞率約1％という難関タイトル【プラチナ】を見事受賞。
2020年度大会にてプラチナを付与された米国産ワインは、"トレフェッセンのシャルドネ唯一これのみ"だった…という事実を申し上げれば、それがどれほどの偉業かおわかり頂けるでしょう。
100％オーク・ノール・ディストリクト産、100％エステート・ヴィンヤード産、100％シャルドネ。
ステンレスと樽を併用。
新樽比率は13％にとどめており、熟成期間も9ヶ月ほど。
MLFも4％のみで、ナチュラルな味わいときれいな酸、葡萄そのもの旨味とアロマを大切にしています。
ナパらしい豊かな果実味と樽香のバランスが適度なボリューム感と絶妙な味わいを生み出しています。
地震、山火事、大資本からの買収…それらを乗り越え、それらから守り抜き、40年以上の長きにわたり一族経営を続けるトレフェセンは、いま父ジョンから息子ロレンツォに引き継がれつつあります。
新たな時代を迎えたトレフェッセンで、特に品質向上が目覚ましいのが白ワインたち。
今や赤以上とも言われるまでになったトレフェセンの白、ぜひお試し下さい。

●ワイン＆スピリッツ誌のイヤーズ・ベストに選出されたトレフェセンも、シャルドネでした。

■デキャンター誌93ポイント
■ワイン＆スピリッツ誌90ポイント
■ジェームス・サックリング90ポイント